旦那さんがうつになってしまったら。
うつを患っている旦那に対して、妻としてどのように接したら良いのかな?
というのは悩みますし、正直どうして良いのか分からない!
・・・と思いますよね。
私も旦那がうつなので、同じように感じています。
医者でもないし、専門知識もないのでそう感じて当然だと思います。
けれど、旦那が少しでも過ごしやすいように、そして少しでも良くなるように、旦那の性格や体調、主治医からの意見や本からの知識をもとに接し方には気をつけるようにはしています。
ここでは、私が日々どのようなことを心がけて旦那と接しているかというお話をしています。
性格や状況は一人一人違うので、あなたの旦那さんには当てはまらない部分があるかもしれませんが、参考になれば嬉しいです。
contents
旦那さんがうつになったら、こんな接し方が大切。
まずは病気の知識を身につけよう
私も旦那がうつになったとき、うつの知識なんてほとんどありませんでした。
だけど「知らない」「分からない」なんて言ってられませんよね。
だって「自分の夫」が、子どもたちにとっては「父親」がうつになったのですから。
私は、一番初めに「ツレがうつになりまして」という映画を見ました。
こちら、けっこう有名なのではないでしょうか?
うつになった旦那さんのツラさや、支える奥さんの大変さの両面から描かれていますのでとても参考になりました。
夫と二人で見ましたよ。
書籍もあります。
漫画で描かれているのでとても分かりやすくて、楽しく読めました。
そのほかでは、旦那の病院(心療内科)やカウンセリングに付き添って一緒に症状を伝えたり、医師の話を聞いたりしています。
正しい対応をするためには正しい知識か必要です。
まずは病気に対する理解を深めるようにしましょう。
ここで病気について正しく理解していないと、休養している夫を見て
「サボっている」、「ダラダラしてズルイ」
と感じてしまうことになりかねません。
そうなるとあなたもイライラするので、夫婦関係は悪化してしまいます。
長い目で見守ろう
普通の風邪や、骨折などのケガなどであれば、ある程度いつまでに良くなるかということが分かると思います。
でも、うつの場合はそうはいきません。
いつまで休んだら良くなるのか・・・?ということは誰にも分かりません。
長期に渡って治療や休養が必要になることもあります。
なので、「回復までには時間がかかるんだ」ということをまずは理解しましょう。
うちの夫の場合も、休職してすでに半年が経過しようとしていますが、いまだ復職の見込みは立っていません。
まだまだ長くかかることは、すでに覚悟しています。
1年や2年と言った「年単位」の休養が必要だろうと思っています。
その間は「しっかり休んでね」という夫を思いやる気持ちと同時に、
「私に任せとけーい!」という気合いも必要になってきます。
旦那さんの味方でいることを伝えよう
うつで休職している旦那さんは、とても自信をなくし、「こんな自分で良いのかなあ」と悩んだり、「家族に申し訳ない」と感じたりしています。
仕事でミスをして怒られたり、うつになってしまった自分を責めたり・・・これまでにも辛い気持ちをたくさん感じてきています。
なので、あなたは旦那さんの味方だよということをしっかりと伝えてあげてくださいね。
そうすることで旦那さんも安心して休職・休養することができます。
仕事で辛い思いをした、という場合が多いと思うので「今までよく頑張ったね」という気持ちで、家庭の中では居心地良く過ごせるようにしてあげると良いですね。
「あきらめ」も必要
これはどういうことかと言いますと・・・
うつになると「できないこと」というのが出てきます。
例えば
- 朝起きられない
- 仕事に行けない
- 気分が優れない
- 家事ができない
- 外出できない
- 布団から出られない
などなど。
人によって現れる症状や程度はもちろん違います。
わが夫の場合は
- 夜ぐっすり眠れない
- 朝起きられない
- 仕事に行けない
- 精神的ダメージを受けやすい
- 気分が優れない日がある
- 外出したり人と会うのが億劫な日がある
などの症状があります。
なので、
仕事に行くことや、朝早く起きて家事をしてもらうことなどは「現時点では」あきらめています。
一定期間はできないものだと、あきらめることが必要なんです。
あきらめるというか「割り切る」という気持ちが強いかもしれないですね。
そこで
「なんでできないの!」
とか
「もっとやってよ」
とイライラすることももちろんあるとは思います。
人間だもの。
でも、できないものはできない。
本人がしたいと思っても、
「できない」現実があるのです。
それは、旦那さんの気持ちが弱いとか、サボっているということではなく、
「病気だから」
なんです。
例えばあなたも、風邪やインフルエンザなどで体調が悪いとき、「何もせずに寝ていたい」「辛くて何もできない」ということがあると思います。
それと同じで「今はできない状態なんだ」ということを理解してあげられると良いですね。
私も子育てしながら仕事もしているので、ついつい旦那に対してイライラしてしまうこともありますが、
「これは病気のせいなんだ」
ということを思い出して、気持ちを落ち着かせるようにしています。
旦那さんがうつになったら。こんな接し方は避けたい
感情に任せてきつい言い方をする
旦那さんがうつになると、休職して家にいる時間が増えたり、それに伴って収入が不安定になったりして、こちらの精神にも影響してきます。
病気だから仕方ないと分かってはいても、子育てと家事と仕事に追われている中で、旦那が休んでいるとどうしてもイラっとしてしまうことってあります。
でも、そこでいきなりキレた言い方をしたり、急に責め始めたりするのはよくありません。
わが家の旦那もそうですが、精神的にとても弱っているときなので、強い言い方をされるといつも以上にダメージを受けてしまうんです。
そうなってしまうとさらに気分が落ち込んでしまいますよね。
なので、イラっとした時は、何かいう前にまずは一呼吸置いてみてください。
私も、けっこうハッキリものをいうタイプなので、キツくならないようには気をつけています。
回復や復職をあせらせる
体調の回復のためには「あせる」ことが一番良くないことだと言われています。
わが家もそうですが、一家の大黒柱であった旦那さんがうつになり、休職して収入が減るととても不安ですよね。
早く回復して欲しいし、また働けるようになってもらって家計も安定させたい。
そう思う気持ちは私も本当によく分かるんです。
だけど、「早く、早く」とあせらせてしまうことは逆効果なんです。
まず、誰よりも焦っているのは旦那さん本人です。
せかされなくても、本人が一番、「早く回復したい」と思っています。
それに、しっかり体調が整っていない中で復職しても、また再発して休職してしまうということになってしまいます。
しかも、2度目の休職は1度目のときより長くなる傾向にあると言われています。
なので「急がば回れ」ということわざのように、いまはしっかりと時間をかけて体調を整えることに専念しましょう。
体調が回復すれば、また働くことはいつでもできますよね。
なので「今は徹底的に休むとき」と考えるようにしましょう。
我が家でも、旦那本人は「そろそろ復帰したほうがいいのでは?」と言うのですが、私が止めています。
「まだ半年しか休んでない。まだ早い」と言ってます(笑)←ゼンゼン笑えないですが。
旦那がうつになったわが家。接し方はどうしている?
「こんな接し方が良い」
「こんな接し方は良くない」
と理解はしていても、つい言い方がキツくなってしまったり、誤解を与える言い方になってしまうこともあります。
私も、自分ではきついことを言ったつもりはないのに旦那が落ち込んでしまったり、言い合いになってつい強めの口調で話してしまったりすることがあります。
そんなとき、やっぱり今の状態の旦那はとてもダメージを受けるんですよ。
そのたび私も反省するんですがね・・・
人間だもの(?)
言い方にはこれからも気をつけます。
あとですね、家事・育児・仕事をわたし一人でやるのはとても無理なので、できる範囲で旦那にもやってもらっています。
- 料理
- 長女の幼稚園の送迎
- 掃除
- 洗濯
- 買い物
などです。
「できたらやっといてねー」という感じですね。
ここでのポイントはこうです
・完ぺきを求めない
・自分と同じレベルを求めない
・できていなくても責めない
・無理なことは頼まない
・「ありがとう」を伝える
といった感じです。
旦那は「無理しない」
私は「期待しない」
ことが大切です!
ゆる〜くいきましょう。
旦那さんがうつになったら・・・あなたのメンタルを守ろう
あなた自身をまずは大切に
うつの旦那さんと一緒に暮らしていると、日々心配したり気を使ったりして、あなたにも疲れがたまってきていると思います。
毎日おつかれさまです!!
我が家のように旦那さんが休職していたり、または退職しているという場合は、家の中で顔を合わせることが多いですよね。
いくら自分の夫と言っても、ずっと一緒にいるのは息がつまったり、気疲れもします。
たまには一人になりたいなあなんて思うのも自然なことです。
なので、「そう思ってしまう自分は冷たいんじゃないか・・・?」と自分を責めないでくださいね。
この記事を読んでいるあなたは、本当によく頑張って旦那さんを支えていることと思います。
そんな自分を認めて、いたわってあげてくださいね。
自分の気持ちに余裕がないと、旦那さんに優しくすることも難しくなってしまいますからね。
上手にストレス発散をしよう
うつを患っている人といると、一緒にいる人もうつになりやすいと言われていますよね。
夫婦だと一緒に過ごす時間も多いので特にその傾向にあるようです。
でも二人ともうつになるわけにいきませんよね。。。
なのでうまくストレス発散をしていきましょう。
あなたが好きなものならなんでも良いのですが、
例えば
- ゆっくりお風呂に入る
- 美味しいケーキを食べる
- 友達とおしゃべりする
- 趣味に没頭する日を作る
などストレス発散になることを取り入れて、気分転換をするようにしましょう。
一人で考え込まないようにしよう
一人でもんもんと考え込んだり、心配ばかりしているとあなたの精神状態も悪くなってしまいます。
うつの家族を支えていくことは大変なことなので、一人で頑張ろうとしないでくださいね。
具体的な方法としては
- 心配ごとは主治医に相談する
- あなたもカウンセリングを受ける
- 信頼できる友人に現状を話す
- 家族の会など同じ悩みを抱えた人たちのグループに入る
などの方法があります。
私の場合は、
- 信頼できる友人に現状を聞いてもらってスッキリする
- 何回かに1回は心療内科の診察に同行して、旦那の状態や疑問点を聞く
ということを取り入れています。
旦那がうつ。あなたを守るために必要なのは経済力
旦那さんがうつになったら、休職や転職をしたり、症状が重い場合は仕事を辞めることも考えられます。
そうなると、収入が大きく減ることもあり、経済的に不安定になってしまいます。
そうなった時に何があなたを守ってくれるのでしょうか?
それは、「あなた自身の経済力」です。
うつに限らず、人はいつどうなるかなんて誰にも分からないので、いつでも経済的に一人立ちできるようにしておきたいですね。
経済的な余裕は、精神的な安定にもつながります。
実際、私も旦那がうつで休職するまでは専業主婦でした。
そんな中で旦那の休職が決まったのでとても不安でした。
でも、保育士として再び働き始め、自分で収入を得られるようになったことで不安が軽減されたのです。
このように、仕事をすることで自分のメンタルや生活を守ることができるんです。
逆に言うと、あなたに経済力がないと家計が破綻してしまうことにもなりかねません。
あなたやあなたの家族、家計を守るために今すぐ行動しましょう。
もしあなたが今仕事をしていない場合は、「収入を得る」状況を早急に作りましょう。
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まずは、「働き始める」ということを目標にしていきましょう。
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↓逸材は君だを利用したキャリア転職については、こちらの記事で詳しくお話しています。↓↓↓
旦那がうつに。接し方はどうすれば良いの?【妻のあなたに必要なこと】。まとめ
今回は、「旦那がうつに。接し方はどうすれば良いの?【妻のあなたに必要なこと】」
というお話でした。
旦那さんがうつになって、あなたはとても不安なことだと思います。
だけど、あまり特別なことと捉えず、気負わずにいたほうが良いのかなと私は思っています。
もちろん心配もありますが、できるだけあわてず騒がず、冷静に物事を考えながら過ごしていきたいですね。
「今はあわてても仕方がない」と達観することも大事だと思います。
旦那さんを心配しすぎたり、旦那さんの分まで頑張ろうと無理をしたり・・・
そうなるとあなたまで体調を崩すことになりかねません。
どうかあなたも無理をしすぎず、うまくストレスを発散しながら今をやり過ごしていきましょうね。
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