あなたは、旦那さんの通院に付き添っていますか?
わたしは毎回ではないですが、何度かに一度は付き添うようにしています。
最初は一緒に病院に行くことを「恥ずかしい」と言って嫌がっていた夫ですが、二人で行ったほうが実りある受診になるということに気づいてくれたようです。
今では「次からも一緒に行って欲しい」と言われるようになりましたよ。
一緒に受診することで
- 夫の状態が分からない
- どんな治療方針なのか分からない
- 夫と主治医がどんな会話をしているのか分からない
ということを防げます。
夫婦で共通認識を持てるきっかけになりますので、毎回ではなくても付き添いをすることは大切ですね。
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普段から様子をメモしておこう
普段から、旦那さんの様子や発言などで気になったことがあればメモに残すようにしてください。
睡眠の様子や、行動、こんなことを言ったとか・・・あなたから見て気になったこと、いつもと違うなと思ったことは書いておいて、受診のときに報告できるようにしておきましょう。
夫自身は気付いていなかったり、「先生に言うほどのことでもない」と思って言わなかったりするんですよ。
わりと些細なわりと些細なことが大切だったりするんですけどね。
うちの夫の場合も、診察のときには最低限必要なことしか先生に話していないようです。
先生「どうですか?」
夫「変わりないですね。相変わらず眠れません。」
みたいな!
といつも思うんですよ。
なので、旦那の様子を細かく先生に伝えるためにもわたしが同伴しなくては!と思うようになりました。
ちゃんと現状が先生に伝わらないと、最適な治療を受けることもできませんよね。
なので、できるだけ詳しく旦那さんの状態を先生に伝えるためにも、妻であるあなたの客観的な意見が大切になってきます。
主治医の話はメモに残そう
治療していく上で、主治医の意見というのはとても大事なものです。
先生のアドバイスをもとに、毎日の過ごし方などを考えなくてはいけませんよね。
なので、家に帰ってから「あれ?先生なんて言ってたっけ?」となっては困ります。
それを防ぐためにも必ず聞いたことはメモを取るようにしてくださいね。
それから、家に帰ってからメモを何度も読み返すことで理解が深まるという効果もあるので、「書き残しておく」ことはぜひ取り入れて欲しいですね。
実際に私もメモどころか「ノート」を持参しています(笑)
診察中も常に広げて、先生の言葉をずっと書くようにしています。
薬の説明も一緒に聞こう
うつを治療していく上で、診察に並んで大切なのが「お薬」の存在ですよね。
旦那さんがもらってきたお薬の説明をただ見るだけでは、いまいち何に聞くお薬なのか、どんなことに気をつけなければいけないか・・・ということまでは深くはわかりませんよね。
なので、薬局でお薬をもらうときに、できればあなたも同席するのが望ましいです。
一緒にお薬の説明を聞くことで、「今こんなお薬を服用しているんだな」ということが分かりますし、いつ何を飲むかを知ることで、旦那さんの飲み忘れをあなたが防いであげることもできるようになりますよ。
付き添うことのメリット
夫婦で共通認識が持てる
ここまでお話してきたように、夫の受診に付き添うことにはいろいろなメリットがあるんです。
その中でも特に重要なのが「夫婦で共通認識を持てる」ということです。
夫だけが受診して、あとから「どうだった?」と聞くよりは、同じ空間で主治医から直接話を聞くほうがより深く分かりますよね。
話し合いがはかどる
受診して先生の話を聞いたあとって、「今自分(夫)はこんな状態なんだなあ」ということが分かりますよね。
そうすると、「じゃあこんなことをしてみよう」とか「明日からはこうやって過ごそうかな」という考えがいろいろ浮かんでくると思います。
夫婦そろって受診すると、そういった考えが同じタイミングで浮かんでくることになるので、二人でいろんな話ができますよ。
そうやって夫婦でいろいろ話し合うことが、治療を進める上で大事になってきます。
情報が手に入る
病院に行くと、いろんなチラシや張り紙がありますよね?
そういう貼り紙などからの情報も、実際に病院に足を運ぶことで初めて知ることができます。
例えば、他の病気のチェックリストやセミナーのお知らせなど。
そういうものから、思わぬ他の病気(不調の原因)に気付くこともあるかもしれませんし、セミナーに参加することで良い方向に向かうこともあるかもしれませんよね。
このように「夫の役に立つかもしれない情報」を手に入れるためにも、付き添いは大事だなと思います。
うちの夫もそうですが、あまりチラシとか見てない人もいますのでねー。
どんどん情報を仕入れるようにしていきましょう。
付き添うときの注意点
ここまで「付き添うことの良さ・大切さ」についてお話ししてきましたが、いくつか気をつけてほしいポイントがあります。
無理について行かない
うちの夫も初めはそうだったんですが、「妻が診察についてくるなんて恥ずかしいからやめてほしい。」という旦那さんもいるかと思います。
大人になったら病院なんて一人で行くものなので、いい年した大人なのに妻に付き添われて病院に行くなんて・・・
という思いがあるんだと思います。
それから、「妻が隣にいたら、先生と話にくい」という場合もあるかもしれません。
そんなときは、無理しないようにしましょう。
嫌がるのに無理やり同行しようとして、受診自体をしなくなった・・・
なんてことになったら大変です。
なので、嫌がるようであれば「病院はどうだった?」と聞いたり、「わたしもあなたの治療について先生から詳しく聞いてみたいから、一緒に行けると嬉しいな」と話すにとどめておきましょう。
旦那さんがその気になるのをまずは待ってみてくださいね。
しゃしゃり出ない
診察室に入ると、あなたも先生に言いたいことや聞きたいことがたくさんあると思いますが、しゃしゃり出すぎないようにしましょう。
基本的には「先生と旦那さん」が話す場なので、あなたは補助的な立場ということを忘れないようにしましょう。
まずは、旦那さんが自分の口から今の状態などを話すのを聞きましょう。
その上で、妻のあなたから見た旦那さんの姿や、旦那さんの言葉に付け足したいことをあとから話すという形が良いと思いますし、わたしもそうしています。
先生も、本人の話し方や表情なども含めて診察されていると思うので、そこを邪魔しないように気をつけましょう。
さいごに
旦那さんがうつの治療中だと、あなたも心配が絶えないことだと思います。
いつも旦那さんのことを心配しているあなたにもストレスや心労が知らず知らずのうちに溜まってきているのではないかなと思います。
うつの治療はすぐに結果が出るものではなく、長期戦になることも多いです。
実際に、わが家の旦那もすでに休職期間が半年を超えましたが、まだまだ治療の途中で、復職の見通しも立っていません。
あなたも、がんばりすぎず、うまく息抜きやストレス解消をしながら過ごしてくださいね。
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