「もう仕事を辞めたい」
「専業主夫になりたい・・・」
と旦那さんが言ったら。
最近では、専業主夫になる男性が、昔ほどは珍しくなくなってきたのかなという印象です。
中にはうつなどの病気により外で働くのが難しい状況になり、旦那さん自身が専業主夫になることを希望している、という場合もあるかもしれません。
現在は休職中ですが、「会社勤めに向いていないようだから専業主夫になろうかな」ということを話してきたりすることがあります。
私としては、それで夫が元気でいられるのならばそうしてもらって構わないという気持ちですが、現実的には生活費をどうするかという問題があります。
なので、完全な「専業主夫」というわけではなく、在宅を主体とした働き方に変えていってもらえたら・・・
というのが正直なところです。
現在、我が家の夫は休職中で、退職したわけではありませんが、家にいるので体調を見ながらではありますが家事や育児をしてくれています。
なので形としては「専業主夫」に近い生活をしていると思います。
この記事では、私が感じた専業主夫のメリット・デメリット、そしてデメリットをカバーするためにできることをお話していきます。
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旦那が専業主夫になるメリット
まだ珍しい、男性の「専業主夫」という生き方ですがメリットはたくさんあります!!
家事や育児を夫婦で一緒にできる
子育て中のママさんの中には、一人で家事や育児を担い、ワンオペでなんとか毎日こなしているという人も珍しくありません。
誰の助けもなく一人で子どもと向き合い、家事もこなしていくというのは非常に困難なことがあります。
「自分一人で何でも決めないといけない」というのも精神的に大きな負担なんです。
それに、子どもから目が離せずトイレにもおちおち行けない、ちょっと用事で出かけたいけれど子連れで行くのは労力がかかりすぎるから諦めよう・・・なんてこともありますよね。
ですが!
もし旦那が専業主婦として家にいたら・・・
- ワンオペにサヨナラ!
- いつでも相談できる人がいるという心強さ!!
- 自分一人で背負いこまなくて良いという安心感!!!
- 「ちょっと出かけてくるからよろしく」と言って出かけられる身軽さ!!!!
自分以外の大人がいつも家にいるというのは、子育てをして行く上で本当に心強いものですよね。
休養や治療に専念できる
旦那さんが専業主夫になった理由が「体を壊して仕事を辞めた」「病気などの療養のため」という場合は、仕事を辞めたことで休養や治療に充てられる時間が大幅に増えます。
不規則な仕事や長時間労働をしていた場合は、専業主夫になることで生活リズムを整えたり、睡眠時間を増やしたりして、それまでより健康的な生活を送れるようになります。
それから、在職中にはなかなか行けなかった病院にも定期的に通えるようになったり、気分転換に出かけたりする時間も取れるようになります。
結果として早く病気を治したり、改善したりすることが期待できますね。
妻が働く時間を確保できる
先ほどの「家事や育児を夫婦で一緒にできる」にも通じることですが、夫が家事育児を担当する。専業主夫になる。ということは妻であるあなたが働く時間を持てるということなんです。
これまで、保育園のお迎えの時間を気にしながら仕事を切り上げて急いで退社していた!という場合でも、夫がお迎えに行ってくれるとなると、そこまで時間を気にせず仕事に集中することができます。
また、これまでは専業主婦だったという場合は、保育園を確保しなくてもすぐに働けるという状況になります。
(ただし、旦那さんが病気休養中の場合は、体調とよく相談する必要があるので注意が必要です。)
旦那が「専業主夫」になるデメリット
では、ここからは旦那さんが専業主夫になった場合のデメリットについて見ていきましょう。
収入が途絶える(または減る)
当然ですが、旦那さんが主夫になるということは、給料が発生しなくなるということなので旦那さんの分の収入が無くなります。
妻であるあなたに十分な収入があれば良いですが、そうではない場合やあなたが専業主婦である場合は世帯としての収入が大幅に減ったり、もしくは途絶えたりしてしまうことになります。
こういったデメリットをカバーする方法としては
- 旦那さんが完全な専業主夫になるのではなく、在宅での仕事やフリーランスでの働き方に転換する
- 妻(あなた)の勤務時間を増やしたり、転職したりして収入を増やす
- あなたの収入だけでも生活が可能になるように生活費を節約する
ということが考えられます。
いずれにしても「生活費をスリム化する」ことは重要課題になります。
理解されにくい風潮がある
女性の場合、「専業主婦をしている」と言っても珍しいことではないですよね。
なので、普通に受け入れられますが、男性が「主夫をしてます」というとめずらしさゆえに驚かれたり、不思議がられたりすることもまだまだ多いことと思います。
そのため、旦那さんやあなたが「お仕事は何をされていますか?」「ご主人のご職業は?」と聞かれたときに、答えにくい、本当のことが言いにくい・言えない、ということになりやすいんです。
もちろん、「夫が専業主夫です」と堂々と言える場合は言ってしまって何ら問題はありません。
何も悪いことでもないし、隠すようなことでも全くありませんからね。
ただ、人によっては
「好奇の目に耐えられない」
「わざわざ本当のことを言いたくない」
という場合もあることでしょう。
この問題をカバーする方法としては、
- 信頼できる人には本当のことを話す
- 話したくない場合は適当に「自営業」や「フリーランス」と答えておく
というように、時と場合によって適当にかわす術を身につけておくと良いと思います。
ときには女の世界に飛び込む必要がある
たとえば
- 子どもを連れて子育て支援センターや児童館などに行くとき
- 幼稚園の送り迎えのとき
- 子どもの習い事に付き添うとき
- 幼稚園や小学校のPTAの集まり
こんなとき、周りはほぼママさん、つまり「女性」ではないでしょうか?
もし旦那さんが専業主夫になった場合。
こういった「女の世界」に、下手したら男一人で入って行く必要が出てきます。
もちろん、それが苦にならないタイプの社交的な男性もいるとは思いますが、やっぱり女性の中に入って馴染むのは難しいと感じるパパは多いですよね。
こんな問題をカバーする方法としては
- パパ自身が開き直って楽しむ
- 楽しめなくても「仕事」と割り切って頑張る
- 支援センターや児童館より、公園などパパが多そうな場所に行く
- 習い事は土曜日などパパ連れが多い時間帯に連れて行く
など、少しでも旦那さんの精神的負担が軽くなる方法を探してみましょう。
旦那が「専業主夫」に!?メリットとデメリットを徹底比較。まとめ
旦那さんが仕事を辞めて専業主夫になるというのは、本人にとっても家族にとってもとても大きな決断ですよね。
なので、メリット・デメリットをじっくりと考えながら決断することが必要になってきます。
特に収入の面は生活に大きく関わってきますので、慎重に考えていかなければなりません。
でも、一番大切なことは、どんな決断をしたとしても「夫婦の双方が納得していること」だと思います。
夫婦でしっかりと話し合いをして、これからの生活のシミュレーションをすることを忘れないでくださいね。
二人でしっかりとコミュニケーションをとっていけば、この先も支え合える夫婦でいられると思いますよ。
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