うつ休職からの仕事復帰を成功させるためには?
ということで、
ここでは、「うつによる休職から仕事復帰するときのポイント」について考えてみたいと思います。
わが家の旦那はすでに7ヶ月間休職していますが、思うように回復できておらず、職場復職できるかわからない状態なのですが、復帰するときがくるかもしれないので考えておくことは大事かなと思います。
あなたも今、「家族がうつになって休職している」という、わが家と同じような状況かもしれませんね。
うつは、とても再発しやすい病気です。
仕事復帰がうまくいかず、再発してしまうことになっては大変です。
正しい道筋で復帰しないと、せっかく復職できてもたちまち再発、そして再休職・・・ということになりやすいんです。
そうならないために、家族にできることはたくさんあるんですよ。
うつ休職からスムーズに仕事復帰できる方法を一緒に考えていきましょう。
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【うつ休職からの仕事復帰を成功させよう】職場復帰後の再発には要注意!
うつによる休職からの復帰を成功させる鍵は、「いかに再発させないか」にあります。
うつなど精神疾患による休職の場合、復帰後半年以内の早期に再発しやすいと言われているんですよね。
うつ休職からの職場復帰を成功させる際に一番避けたいのは「再発」ですよね。
なので、うつは復帰後半年以内が一番再発しやすいということを、まずは覚えておいてくださいね、
職場復帰後の再発が多い原因としては、
- 仕事に対する考え方や姿勢が以前と変わっていない
- 十分に体調が回復していなかった
- 家族の理解や協力が得られなかった
ということがあります。
なので、本人の体調や家族のサポート、仕事に対する考え方などを十分整えてから復職するということがとても大事になってきます。
仕事復帰を成功させるために大切なこと
うつ休職からの仕事復帰は、再発しやすいということでした。
では、どうすればうつ休職からの復帰を成功させることができるのか?
お話していきますね。
仕事ができる心身の状態に戻っているか確認する
心身の状態が悪いまま復帰してしまうと、再発どころかさらに悪化してしまうことも考えられます。
コンディションが十分に整っていないのにあせって復帰してしまうのは絶対に良くないので、無理せずしっかりと体調を整えましょう。
主治医や職場のゴーサインが出てから復職する
仕事に復帰する際は、本人や家族だけで判断せずに必ず医師の許可を受けるようにしましょう。
復帰できるかどうかや、どのように復帰に向けて動いていくかというのはとても大事なことなので、こういった話をするときはできればあなたも一緒に病院に行くのが良いですね。
職場の方でも、復帰前に産業医との面談などを設けている場合もあるので確認するようにしましょう。
主治医の監督のもと、段階を踏んで復帰する
復帰することが決まってからも、主治医に相談しながら徐々に進めていくことが大切です。
いきなり職場に戻って以前のようにバリバリ働こう!と頑張りすぎてしまうと、再発や悪化という事態になりかねません。
体調が十分に回復したら、徐々に職場復帰に向けてのトレーニングを行うことが必要になります。
主治医と相談の上で、無理なく仕事に慣れていくためのプランを組んで、それに従って仕事をするようにできると良いですね。
うつ休職からの仕事復帰に失敗してしまう原因
うつ休職からの職場復帰に失敗してしまう原因は?
どんな原因があるのか、ここで確認しておきましょう。
あせって復帰している
まだ体調が万全ではないのに気持ちばかりがあせってしまって、無理に復帰してしまうとうつが再発してしまい、短期間で再び休職することになってしまいます。
休職期間は、一度目より二度目の方が長くなる傾向にあると言われています。
無理して早期に復帰しようとすることは避けて、十分に体調が回復してから復職しましょう。
主治医のゴーサインが出ていない状態で自己判断で復帰している
本人や家族だけで判断することは絶対にやめたほうが良いです。
再発の危険が高くなりますので、必ず主治医に職場復帰が可能か診断してもらう必要があります。
いきなり100の力で働こうとしている
長い期間休んだあとにいきなり全力を出してしまうと再びうつを発症してしまう危険が高まります。
簡単な仕事から始める・残業はしないなどの計画を立てて、徐々に体を慣らしていけるようにしましょう。
職場環境や人間関係が変わっていない
職場環境や人間関係が原因でうつになったのに、復職する時点で原因となったものが何も変わっていなければ、再び休職に追い込まれてしまう可能性が高くなってしまいます。
復職する際には、うつが再発しないように職場環境を整えることも大事になってきます。
ストレスへの対処能力を身につけていない
ストレスを感じても、それを自分で処理することができればうつの再発を防ぐことができますが、そうした処理ができないとストレスによってうつが再発し、再び休職することになりやすくなってしまいます。
認知行動療法によって、考え方を治していくという方法もあります。
認知行動療法については多くの書籍がありますので、参考に読んでみてくださいね。
うつ休職からの復帰を成功させるには?仕事復帰の不安を軽減しよう
うつ休職からの職場復帰を成功させるにはどうしたら良いでしょうか?
久々に職場に復帰をするときには、いろいろな不安があることと思います。
ここでは少しでも不安を和らげるための方法をご紹介します。
段階を踏んで一歩ずつ復帰へ近づく
ずっと休んでいたのにいきなり働く!となったら、誰しも不安です。
病気で休んでいたのならなおさらですよね。
このようなときは、主治医や会社と相談しながら少しずつ職場復帰をするのが良いです。
はじめは週に3日、半日だけ出社する。
次の週は週4日に増やす。
といったように、徐々に徐々に復帰していくことで少しずつ慣れていくことができれば再発予防になりますよね。
規則正しい生活をして働くことへの自信を取り戻す
自宅療養のときは、不眠のために昼頃まで眠ったりと不規則な生活になりがちたと思います。
復職して通勤するためにはまずは規則正しい生活に戻すことが大切です。
例えば、「朝起きて電車に乗り、半日程度活動をする」というように、徐々に仕事をするときの生活に近づけるようにしていくと良いですね。
また、早起きして朝日を浴びる、昼間にしっかり活動する、夜はゆっくり入浴するなどで規則正しい睡眠を取れるような工夫も大切ですね。
【うつ休職からの仕事復帰】復帰後に気をつけること
うつ休職からの仕事復帰を成功させるためには、復帰後も気をぬかずに気をつけていくことが必要です。
とにかく無理をしない
仕事復帰から半年間は再発しやすい期間です。
いきなり残業をバリバリしたり、責任を負いすぎたりすることなく、無理せず過ごしましょう。
想像以上に仕事の疲労がたまると思うので、週末はゆっくり休んで体を休めるなどしてしっかり休養を取ることも重要です。
はじめのうちは無理しないように、「残業をしない」などの制約を設けることが多いと思います。
でも、他の社員に悪いなと感じてしまう場合もあると思います。
その場合は、職場復帰のプランに配慮事項を記入してもらえば、残業をしないことへの後ろめたさを和らげることができるので、人目が気になる場合はそのように対策しましょう。
治療の継続
主治医がもう服薬や治療はしなくて良いと診断したなら別ですが、仕事復帰が叶ったからといって、自己判断で勝手に服薬などをやめてしまうのは良くありません。
復職した後のフォローとしても通院することは大切なので必要があるなら通院や治療を継続しましょう。
家族としてのフォローも必要
主治医や職場の人も、ずっと本人のことを見ているわけではないので、家族が注意深く見守る必要があります。
身体面や行動面、精神面において再発の兆候が見られないか観察します。
少しでも兆候が見られたら、早めに受診することが大切です。
このとき家族であるあなたも付き添って、一緒に相談するほうが良いです。
事態が深刻になる前に、仕事のペースを落としたり、早めに休養をとったりと対策を立てましょう。
うつ休職からの仕事復帰を成功させるために大切なことは?【まとめ】
うつ休職からの仕事復帰を成功させるために大切なことは?
というお話をしました。
うつは、復職するまでの期間も長期に渡り大変ですが、いざ復職できても「再発」という壁が立ちはだかります。
うつは再発しやすい病気だと言われていますので、いかに再発を予防していくかということがとても重要です。
スムーズに職場復帰をして、再発せず順調に仕事をしていくためには、適切な調整が欠かせません。
その調整は本人や家族だけでなく、必ず専門知識を持った主治医や会社と一緒にしていくようにしましょう。
本人が辛いのはもちろんですが、そばで支える家族もとても大変ですよね。
私も支えることの困難さに日々ぶつかりながら頑張っています。
あなたも疲れてしまわないように、自分自身のことも大事にしてくださいね。
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