こんなお悩みはありませんか?
幼稚園は、あなたの大切なお子さんを初めて預ける場所。
それだけに、
- 子供に合った幼稚園に通わせたい
- 幼稚園選びで失敗したくない
- あとで後悔したくない
という思いも大きいことだと思います。
私は現役保育士で、現在幼稚園年長の子をもつ現役幼稚園ママでもあります。
私も幼稚園選びは、考えに考え抜いて、より良い幼稚園を求めて走り回りました。
なので、あなたの不安な気持ちが本当によく分かります。
そして、今現在、選んだ幼稚園に満足しています。
あなたにも、幼稚園選びで失敗して欲しくないので、この記事で「幼稚園選びに失敗しない」ためのポイントをお伝えしたいと思います。
あなたの幼稚園選びが成功しますように!
contents
【幼稚園選び】失敗しない・後悔しないためのチェックポイント12
幼稚園選びのポイントはたくさんありますが、何を重視するかは人によって違います。
- あなたが働いているのか?
- 専業主婦なのか?
- 働く予定はあるのか?
などの状況によっても変わってきます。
あとは「下の子がいるか?」ということも大きいですね。
では、一つ一つ解説しながら詳しく見ていきましょう。
あなたやお子さんと幼稚園の相性が良いか?
あなた・お子さんと幼稚園との相性。
もう、これが一番と言っていいくらい大きなポイントです。
子供にその幼稚園が合うかどうか?
ということももちろん大切ですが。
私は、それよりもママであるあなたと幼稚園の相性が大事だと思っています。
あなたが
「この幼稚園が良い!」
「この幼稚園が好き!」
「自分だったらこの幼稚園に通いたい!」
と思えるところを選んだ方が、失敗がないです。
2年保育か?3年保育か?
認定こども園や私立幼稚園はほとんどのところで3年保育になっていると思いますが、公立幼稚園ではまだ2年保育というところも珍しくありませんよね。
うちの長女も、公立の2年保育の幼稚園に通っています。
どちらかというと3年保育が人気ですが、できるだけ自宅保育をしたいという場合や、公立園に入れたいという場合は2年保育を選択するママもいます。
あと、「長女だけ入園しても、まだ下の子が家にいるなら、二人とも家でみるか〜!」というのもありました。
幼稚園の費用はどのくらいかかる?
気になる幼稚園の費用。
どれくらいかかるのでしょうか?
2019年の10月から「保育無償化」が始まりましたが、無償化になるのは「保育料」の部分だけです。
- 入園料
- スクールバス代(交通費)
- 制服など学用品代
こういった部分は無償化の対象ではないので、実費でかかってきます。
公立なのか私立なのか。
またどの園を選ぶかで、この辺りの費用も変わってきますので気をつけましょう。
というところが多いです。
ただし、中にはお弁当持参の園もあります。
うちの長女は公立園なので、制服代と保育用品代あわせて15000円くらいという安さでした。
公立なので入園料もなしです。
私立の幼稚園だと、入園金や制服代が数万円〜というところも多いです。
入園前に、保育料以外の出費がどのくらいあるかはある程度わかるので確認しておきましょう。
- 入園説明会に参加する
- 園や市役所に問い合わせる
↑こういった方法で確認しましょう!
幼稚園の預かり保育は充実しているか?
あなたが仕事をしていたり、これから働く予定があるという場合は、幼稚園の預かり保育が充実しているかどうかは幼稚園選びをする上でとても大きなポイントになります。
わたしも幼稚園の預かり保育(夕方まで)を利用しながら仕事をしています。
ただ公立なので預かり保育自体週に2回しかなく、長期休暇中の預かりは一切ありません。
働く予定がある場合は、
- 預かり保育を毎日やっている
- 長期休暇中の預かりもやっている
こういう園を選んだ方が働きやすいですよ。
長女の幼稚園はとても気に入っているのですが、唯一の弱点が「預かり保育が充実していない」ことなんです!!
入園の時点では、まだ働く予定がなかったので今の園を選びました。
自分がバリバリ働くことが分かっていたら、また違う園を選んだかもしれません。
幼稚園や周辺の環境は?
幼稚園の環境もわたしは重視して選びました。
というのも・・・
わたしには実は「ここにしよう」と決めていた幼稚園がありました。
ですが、見学に行って園庭にいたとき。
たまたまかもしれないけれど、目の前の道路から排気ガスのにおいがしたんですよ。
あっ!!
排気ガスのにおいがする!(それぐらい園庭と道路が近い)
で。
どうしたかと言うと。
わたし、その一撃でその幼稚園に入れるの、やめちゃいました!!!
そして少し遠くて人数も少ないけれど環境の良い園に決めました。
やはり毎日過ごす場所なので、環境の良さというのは捨てられない条件でした。
お弁当持参なのか給食か?
お弁当持参の幼稚園と、給食の幼稚園があったら。
これはもう「給食の園」一択です。
圧勝ですね。
毎日のお弁当作りというのは、想像以上に大変です。
特にこのような場合は給食を強くオススメします!
- あなた(ママ)が働いている
- 料理が苦手
- 下の子がいる
- 朝が弱い
一つでも当てはまる場合は「給食のある園」にしておきましょう!
お弁当作りは、それだけで大変です。
仕事をしていたり、下の子がいたりすれば大変さはさらに大きなものになります。
特に下の子がまだ小さい場合、お弁当作りの時に泣かれたりしたら全く進みません!
思うように進まないとイライラするし、幼稚園や仕事に遅れそうになったりしてとにかく大変なんです。
わたしも「下の子がいる」「仕事をしている」に両方当てはまります。
長女の園は給食がありますが、時々「お弁当日」があるんです!
なので大変さがとっても分かります。。。
通園バスがあるか?自力登園か?
幼稚園バスでの通園と、保護者による送迎。
どっちが良い?というのも幼稚園選びで失敗しないためのポイント。
これは、一見バスが良いように見えるかもしれませんが、実は両方にメリット・デメリットがあるので一概に言えません。
まずは、バス通園のメリット・デメリットから。
- 送迎の手間・時間が省ける
- お友達と一緒に楽しく登園できる
- バスが時間通りに来ないこともある
- 幼稚園での様子を見る機会がない
- 担任の先生と話す機会が少ない
- 園バスにシートベルトがないなど安全面が気になる
- 子供の登園を見届けられる
- 送迎ついでに幼稚園での様子を見ることができる
- 担任の先生と会う機会が多く、話せるタイミングも多い
- 送迎に時間・手間がかかる
- 下の子がいたら少し大変なこともある
では、どんな場合にどちらが向いているのかまとめますね。
- 下の子が小さい
- 車や自転車がない
- 送迎に時間を取られたくない
- 自分で子どもを送り届けたい
- 担任の先生と話す機会が欲しい
- 子供の幼稚園での様子を見たい
あなたはどちらが向いていそうですか?
あなたの希望が実現できる幼稚園を選んでくださいね。
PTAの仕事は多いか?
PTAでの保護者の出番が多いかどうかは、その園によって変わります。
特に仕事をしている場合は、あまりにPTA活動が多い園は避けた方が良いですね。
わたしは、長女入園時点では働く予定なかったのでそこまで重視していませんでしたが、仕事を始めた今、ちょっと大変ですw
ママたちの雰囲気はどうか?
できるだけあなたの雰囲気に近いママが多くいる幼稚園を選ぶのが良いです。
例えば、庶民派のママがセレブだらけの幼稚園に入ったりすると、話題やお付き合いについていけなかったりしてしんどい思いをすることになってしまいます。
なので、あなたに似た雰囲気のママが多くいる園を選ぶようにしてくださいね。
そのほうがラクです!
幼稚園の教育方針が子供に合っているか?
幼稚園の教育方針やカリキュラムなどが、あなたのお子さんに合っていそうか見極めることも大切です。
- どんな教育方針を掲げているのか?
- どんなカリキュラムを組んでいるか?
などを見ておくようにしましょう。
幼稚園の規模や人数はどのくらい?
幼稚園の人数も園によって様々です。
あなたは、お子さんにたくさんのお友達と遊んで欲しいですか?
それとも、
先生の目が行き届く少人数の園に通わせたいですか?
何を重視するかを考えてみてくださいね。
同じ小学校に上がるお友達がいそうか?
今の子どもは、幼稚園・保育園・こども園などいろいろなところに通っています。
なので昔のように「一つの幼稚園から子どもがそのまま小学校に上がる」と言うよりは、いろんなところから子どもが集まってくるんですね。
なので、そこまで重視しなくても良いんですが、
子供の人見知りが激しいなどで、知っているお友達と一緒に小学校に上がりたいという場合は、近所の子が多く通いそうな幼稚園を選ぶのも良いですね。
幼稚園選びに失敗しないために今すぐできること
幼稚園選びに失敗したくないですよね。
ここからは、「幼稚園選びに失敗しないために何ができるのか?」を考えていきましょう。
幼稚園に電話して、気になることを聞いてみる
ここで大切なポイントは「気になることを聞く」ことより、むしろ「電話対応が良いかチェックする」ことです。
- ささいな質問にも快く対応してくれるか。
- 丁寧に対応してくれるか。嫌な感じはしないか。
こういったところをチェックしましょう。
このときに対応が悪い幼稚園はやめておいたほうが良いです。
園に見学に行く
実際に幼稚園を見に行くことが、幼稚園選びに失敗しないためには一番大事です。
「百聞は一見にしかず」!
- 雰囲気を感じてみる
- 先生の対応はどうか?
- 楽しそうに保育しているか?
- どんな保育をしているか?
- 子供達は楽しそうか?
- 通園できそうな距離・立地か?
このようなことは実際に行ってみないとわからないことなので、少なくとも一度は必ず幼稚園見に行ってください。
できれば二度・三度と行ってみると、さらにいろいろなことが見えてきます。
見学会以外にも、運動会などの園行事に参加してみると良いですね。
特に運動会や発表会、音楽会などの大きな行事では幼稚園のカラーがよくわかりますよ。
要チェックー!!
わたしは職業柄、保育室の壁に貼ってある子供たちの作品をチェックします。
のびのびと描いているか。
自由に表現できているか。
・・・見ちゃいます(笑)
プレ幼稚園があったら通う
「ここに通わせようかな」と思う幼稚園に「プレ保育」があったら通ってみてください。
「プレ」は、幼稚園就園前の2〜3歳の子を対象にした幼稚園体験です。
幼稚園によって頻度や内容(親子通園か、子供だけか)など変わってきます。
気になる園が複数ある場合は並行していくつかの園のプレに通うこともできますよ。
その幼稚園に実際に通っている・通っていた子のママから教えてもらう
もしも、あなたが気になる幼稚園に実際に子供を通わせている(または通わせていた)ママがいたら、その人に色々聞いてみるのが良いです。
実際に通わせている人ににか分からないことっていっぱいありますからね。
チャンスがあれば是非!
掲示板で幼稚園の口コミを見る
ウィメンズパークなどの掲示板に口コミが載っているので参考にしてみても良いと思います。
ただ、口コミ掲示板には良い情報しか載っていない場合もあるので、やはり実際に自分で見に行ったり、通わせている方の話を聞くことも必要です。
【幼稚園選びに失敗しないコツ】幼児期に大切なことって何か?知っておこう
幼稚園選びに失敗しないために、後悔しないために知っておいてほしいことがあります。
幼児期は、人間としての基本を作る時期
幼稚園は、子供たちが初めて出会う学校であり、初めて出会う社会です。
幼稚園は、いわば「人間としての基礎を作るところ」なんですよね。
そんな大切なこの時期に、
- どんな風に過ごして欲しいか?
- どんな教育を受けさせるか?
- 何を大切にしたいか?
ということを明確にしましょう。
すると「何を重視して園を選んだら良いか」ということが見えてくると思います。
大切なことは「遊び」を通して学ぶ
子供にとっての「遊び」は、大人にとっての「遊び」とは全く意味が違います。
子供にとっての遊びは「学び」です。
人生で大切なことは、幼児期の「遊び」の中から学ぶんです。
それは、大人が一方的に教えることではないんです。
子供自身が考え、行動することで学ぶのです。
一見「勉強」しているように見えなくても、子供は遊びの中からとても多くの大切なことを勉強しているのです。
だから、いわゆる「お勉強系」を選ぶ必要があるか?と聞かれたら、答えは「NO」です。
しっかりと「遊び」の時間が保証されている方が良いですね。
実際わたしも「しっかり遊べそうか?」という基準も重視して、長女の幼稚園を決めました。
それでも幼稚園選びに迷った場合は?【失敗しないためのポイント】
幼稚園選びに失敗したくない・・・
その思いが強いほど、幼稚園選びの際には迷いが出てくるかと思います。
そんな時はどうしたら良いのか?
解説します。
「何が一番譲れない条件か?」を考える
「これは大事」
「この条件も大事」・・・
と考え始めると、全部大事で選べない!
ってなりますよね。
そんなときはですね、「これだけは絶対譲れない」ものは何か?
を考えると決断できます。
例えば・・・
「バス通園」は譲れない!
「家からの近さ」は譲れない!
「3年保育」は譲れない!
などです。
わたしの場合は「環境が良いこと」でした。
なので、「排気ガスの臭いを感じた」幼稚園は、候補から外れたわけです。
子供自身に希望を聞いてみる
- いくつかの幼稚園に見学に行ったけれど、どの幼稚園を選べば良いのか分からない。
- 正直、候補の中ならどこでも良いけれど、決定打がなく決めきれない。
こんなときは、子どもに「どの幼稚園が良かった(通いたい)?」と聞いてみるのも一つの方法ですよ。
幼稚園選びに失敗しない・後悔しないための12のチェックポイント【まとめ】
今回は、「幼稚園選びに失敗しないための12のチェックポイント【後悔しないコツ】」
というテーマでお話しました。
最後に、あなたにお伝えしたいことがあります。
100%完璧な幼稚園はない!
今回、幼稚園選びで失敗・後悔しないためのチェックポイントを紹介しました。
ですが、全てに満点をつけられるような「完ぺきな幼稚園」は存在しません。
どこかの部分を妥協することも必要です。
優先順位をつけて考えてみましょう。
最悪、転園することもできる
「完ぺきな幼稚園」が存在しない以上、
「ここがベスト!」
と思って入った幼稚園が、
「子供に合わなかった」
「知らなかった部分が見えて、不信感を感じるようになってしまった」
といったことが起こることもあります。
でも、どうしてもダメだと思ったら、最悪「転園」することだってできるんです。
実際には、定員がいっぱいで希望園には転園できないかもしれない・・・というリスクはあるけれど、それでも一度入園したらずっと通い続けなければいけないなんて決まりはないのです。